ビールを開けると文化が見える③

こんにちは、TonTonです。

 

前回までは「ビールを開けると文化が見える」シリーズで、カンボジアと日本のビール文化の違いについて紹介してきました。

ビールを開けると文化が見える①
ビールを開けると文化が見える②

 

さて、今回はそんな文化の違いを一般化して、異文化で活躍する力について考えてみたいと思います。

前回のブログの内容を振り返ってみると、

  • 日本では「少人数でおいしいビールを飲みたい」ニーズが強い。
  • それに対して、カンボジアでは「大人数でワイワイビールが飲みたい」ニーズが強い(つまり、ビールの味はあまり気にしていない)。
  • そして、その文化的なニーズの違いに対応して、それぞれの国のビール会社のマーケティングの戦略(特にテレビコマーシャル)も異なる。
  • カンボジア人はみんなでワイワイビールを飲むから、ビールの味よりも世界観にフォーカスしたテレビCMを打っている。
  • それに対して、日本のビールのテレビCMは味にフォーカスしている傾向がある。

 

ここまでが、前回のブログの内容でした。
さて前置きが長くなりましたが、今回「異文化で活躍する力」というテーマで考えたいのは、「もしビールの味を気にする日本人と、味を気にしないカンボジア人が一緒にビールを飲むならどうなるのか?」というお話。

 

ビールの味にこだわる日本人からすると、ビールの味にこだわらないカンボジア人の嗜好があまり理解できないかもしれません。

 

ぶっちゃけ、味にこだわる日本人・TonTonの意見としては、カンボジアのビールはあんまりおいしくないです。

 

もし、カンボジア人にそういうことを言うと、きっと彼らからは反論が来ます。

「どうせ飲み会でドンちゃん騒ぎして酔っ払うのに、なんでビールの味なんか気にするんだ。安く酔えればいいじゃないか」と。

 

もはや、「アンコールビールはおいしい」という反論ですらないのです(笑)

 

つまり、日本人とカンボジア人では、「何が良くて、何が悪いのか」を測るモノサシ(=価値観)が違うのです。

 

その価値観の違いを、乱暴に単純化してみると、「質を取るか、量を取るか」の違い。

 

たまに飲み会に誘われて、ビールをたまに一緒に飲むくらいなら、その価値観の違いは問題にならないのかもしれません。

 

でも、例えばカンボジア人と日本人が集まって飲み会をやるときに、

「予算1200円で、ビールを購入する」みたいな、意思決定が必要な場面はどうでしょうか?

TonTonみたいな、「量が少なくてもおいしいビールが飲みたい人」と、
典型的なカンボジア人の、「味なんか気にせず、とにかく量が飲みたい人」で、
購入したいビールの種類と数が異なってくると思います。

 

極端な例を挙げれば、

TonTonみたいな質を取りたい人は、一個300円のプレモルを4個買いたい。

量を取りたいカンボジア人は、一個50円のアンコールビールを24個買いたい。

 

価値基準が異なれば、当然ながら意思決定も異なるのです。なぜならば、意思決定とは最良の選択肢を選ぶことだから。

 

そのような状況で、読者の皆さんならどうしますか?

 

自分の価値観を押し通して、おいしいプレモルを4個買うのか。

それとも自分が折れて、おいしくないアンコールビールを24個買うのか。

またまた、予算をカンボジア人と日本人で600円ずつに分けて、プレモルを2つとアンコールビールを12個買うのか。

 

選択肢はいくつかあると思いますが、いずれにせよ皆が納得できる落としどころを見つけなければなりません。

ビールでさえ価値観が違うのだから、日常生活や仕事において、価値観が違うのは当たり前です。

 

そして当然ながら、仕事においても、価値観が異なる中で、みんなが納得できる落としどころを決めなければなりません。

 

つまるところ、異文化で働くことが難しいとされる理由は、この「価値観の違い」だと思うのです。

プレモル4本を取るのか、アンコールビール24本を取るのか、その価値観の違い。

 

TonTonが思うに、その価値観をすり合わせて、落としどころを見つけることが出来る人が、異文化で活躍できる人なのだと思います。

 

では、どうすれば、異文化で活躍できる人になることができるのでしょうか?

 

TonTonの考えでは、自分とは異なる価値観にたくさん触れ、自分の中で価値観の「幅」を持たせる経験を積むことが必要だと考えています。

自分とは異なる価値観に触れるためには、価値観の違う人と対話することが一番です。

 

でもそれって難しいと思いませんか。価値観の違う人と話すことは、自分とは相いれない考えを否定せずに聞くことですから。

 

ではどうするのか?

 

そんな時こそ、一緒にビールを飲んでみてはいかがでしょうか?

ビールを飲むと話が弾みます。普段は話せなくても、ビールを飲むと話せることもありますよね。

 

そして実は、そんなビールの効能に着目して、異なる価値観を持つ人との対話を促進するメッセージを発信しているビール会社があります。

 

世界で有名なハイネケンのテレビCM、Open Your Worldをご覧ください。

 

この動画が伝えているのは、ビールを飲みながら価値観が正反対の人と対話してみようということ。

それが、アナタの世界を広げますよ、と。

 

ビールには対話を促進する効果があることに着目した素敵なテレビCMですね。

 

読者の皆さんも、今晩は自分とは異なる価値観の人と出会いに、ビールを飲みに出かけてみてはいかがでしょうか?

 

ちなみに、価値観の異なる人とビールを飲みながら対話して、「もっと異文化と触れ合いたい」と思った大学生の方。弊社ではカンボジアのキリロムでインターンシップを募集しております。

 

ご興味のある方は、こちらから応募してみてください。

https://www.wantedly.com/companies/vkirirom/projects

以上TonTonでした。

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